賃貸トラブル相談室報道局(新館)

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保証会社と裁判中のお話し。

今日は、とある保証会社と裁判中の話です。どんな内容かと申しますと、下記のようになります。

 

相談者によれば、あるアパートの1F部分に居住していたのですが、2Fから激しい水漏れ事故があり、部屋の一室が浸水してしまい、とても生活できる状況ではありません。

 

もう、家事道具も寝具も水浸しで使い物になりません。もちろん、こうした水漏れ事故の場合は、2階の方が掛けている個人賠償保険で、補填されるので大丈夫ですが、最大の問題点は、この部屋に住めないという点です。

 

相談者さんは、十分に生活を営むスペースも無いので、実家に1か月間帰省していたのですが、この期間の賃料(75,000円)を、未払いにしました。そういしましたら、保証会社から「賃料を立替えたので支払え!」と矢のような督促が来たそうで、事情を説明したそうですが、保証会社は、「そのような場合でも関係ない」「払わないなら出て行け」の一点張りです。

 

また、悪いことに、大家さんも室内を修繕する気が無いようで、完全な放置プレイ状態です。

あれこれしてる間に、未払いは3ヶ月になり、保証会社と裁判になった訳です。

 

保証会社の主張としては、「保証委託契約に基づき、立替え払い(代位弁済)した場合は、賃借人に対して求償する」。と契約書に記載してあり、賃借人も同意しているのだから、弁済するが当然であると主張しています。

 

つまり、浸水による生活困難な状況になったのは理解できるが、それは大家と賃借人の問題であり、保証会社には関係ないと言う考えだという事ですね。

 

まあ、一番悪いのは、大家さんが、賃料欲しさに保証会社に立替え請求をした事です。もちろん、賃借人には、賃料を支払う義務がありますが、その対価として、「建物設備を正常な状態で使用する権利」を有します。逆に「大家は、賃料を受け取る対価として、建物設備を正常に使用出来るように維持管理する義務を負います」ので、徹底的に戦いたいと考えております。

 

今でも、大家の中には「貸してやってる」と、思い込んでる方が結構存在しますが、全国平均の空室率が25%に時代では、大家は「いかに入居者に喜ばれるか」「いかに長期間にわたり住んで頂けるか」を認識しなければなりません。

 

この事件の判決が楽しみです。