賃貸トラブル相談室報道局(新館)

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保証会社が立替えない理由

こんにちは。

 

アパートを借りる時には、保証会社への加入が一般的になっております。この保証会社と賃借人の契約を、「保証委託契約」と言います。この契約は、賃借人が家賃滞納を発生させた場合に、保証会社が滞納者に代わって、大家さんへ立替え払いをする仕組みです。

 

それにも関わらず、家賃滞納が2ヶ月に達しますと、保証会社は大家への立替えを一時的に中断します。大家さんにして見れば、保証会社に請求をすれば、立替金が入りますので、経済的損失を防止する事ができます。

 

これが、一般的なプロセスなのですが、なぜか、大家さんから、立替え請求を受けても、保証会社は立替えをしないケースが良くあります。

 

保証料まで、賃借人が負担しているにも関わらず、保証会社がこうした約束を果たさないのは、契約違反ですね。

 

では、こうした現象は、なぜ起きるのでしょう?

 

 

その答えは簡単ですが、こんなカラクリが仕組まれています。

 

こうして、故意に立替えをしないのは、家賃滞納者を、訴訟に持ち込んで、追い出すためなのです。もちろん保証会社は、大家さんではありませんので、滞納者を強制退去をさせる事は出来ない事は、読者の皆さんもご存じの方も多いでしょう。

 

そこで、保証会社が考えたのは、明渡し訴訟を起こすときは、原告(大家) 被告(滞納者)として提訴して来ますので、訴状のどこを見ても、保証会社の名前はありません。

 

しかし、こうした訴訟は、大家さんが起こしている事になっていますが、実態は、保証会社が大家名義で裁判を起こしているのです。

 

大家さんの気持ちで考えますと、滞納者であっても保証会社が立替えしてくれる訳ですから、明渡し訴訟を起こす理由がありません。なにせ空室率が、20%を超える時代ですからね。

 

それににも関わらず、大家さんが、保証会社の要請で、明渡し訴訟に同意する理由としては、保証会社から、「明渡し訴訟に同意しないと保証を打ち切る」と脅かされているからです。

 

一般的な個人大家さんは、素人ですから、こうして脅迫すれば、承諾してしまうでしょう。

 

もちろん、訴訟費用は保証会社が負担していますが、勝訴すれば訴訟費用は、賃借人の負担になりますので、あとから取り立てる手はずです。

 

そして、裁判になりますと、保証会社は滞納者を追い出す事が最大の目的です。なにせ、いち早く追い出せば、また、新たな入居者から、保証料が取れるからですね。

 

裁判は、「証拠と心証」で行われますが、その時に・・・訴状に書かれている内容が・・・

 

①「家賃滞納 3ヶ月もしている不誠実な賃借人であり、現在も支払われていない。すでに信頼関係が崩壊しているので、明渡しを請求する。」と訴状に書かれている場合。

 

②「家賃滞納 3ヶ月もしている不誠実な賃借人であるが、滞納金は、保証会社からは立替えを受けているので、経済的損害はないが、すでに信頼関係が崩壊しているので、明渡しを請求する。」と訴状に書かれている場合。

 

大体は、この二通りになりますが、どう考えても、「」のケースの方が、圧倒的に、賃借人に過失が多いとの印象を裁判所に与える事が出来ます。まあ、ひとつの印象操作ですね。

 

もし、「」の場合ですと、裁判所も「家賃保証してもらってるなら、明渡しまでは不要なのでは?」との印象を持つでしょう。

 

つまり、保証会社は、訴訟時に、「滞納者を必要以上に悪者にする為」に、立替えないのです」

 

どうですか?

こうして裏側で、しっかり絵を書いている訳です。

 

そして、滞納者を追い出した後に、数ヶ月分の家賃を大家へ支払うのです。

 

結構せこいですね。

こんな小細工をしてくる保証会社に対しても、十分に対策はあります。

 

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