賃貸トラブル相談室報道局(新館)

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家賃滞納だから電気止めるよ。

とある・・・テナントさんからの相談です。

 

・概要

・家賃 30万円

・保証金 300万円(敷金)

・家賃滞納 2ヶ月

・保証会社なし

 

大家さんは、滞納を理由として定休日に電気を解約してしまったのです。そう、大家さんは東京電力に電話をして、テナントが入れ替わったと、虚位の申請をして、勝手に電気契約を終了させ、工事もさせたのです。

 

家賃滞納は良くない事ですが、こうした自力救済をしてしまう大家も存在します。電気を停止された事により、もちろん店舗も営業できません。

 

それだけでなく、飲食店でしたので、冷蔵庫や冷凍庫などは全滅でして、数十万円の食品が腐敗してしまったそうです。

 

なお、電気が止められても、もちろん家賃は請求されますので、賃借人としては納得できないところでしょう。

 

そこで、大家さんに電話をして見たところ、電気を止めた理由として、「家賃を払っていない方が悪い」との事です。

 

そこで、電気は、賃借人と東京電力との契約だから、大家さんは止める事は出来ないのではと尋ねると、「止める権利はないが分かったうえで止めた」と自白しました。

 

そう、つまり大家さんは、「悪意を持って止めた」わけです。

 

今度は、東京電力に確認したところ、「大家さんは契約者ではないので、止める権利はないが、大家さんからの指示だったので、止めてしまった」との回答でした。

 

そこで、東京電力には、「どのような方法で大家だと確認したのか?」と尋ねると、「自主申告で大家と言っていたので信用した」との事ですが、これじゃ確認不足ですよね。

 

そうすると、もし、「私が大家です」と名乗ったら、無関係のテナントの電気を止める事が出来てしまいます。

 

また、東京電力との約定にも、「大家が電気契約を停止・解除できる条項はない」としている事から、これは大事になると思います。

 

大家さんの方は、電気を止めたことも、悪いと思っておらず、最後は、「裁判でもなんでもやれ!」「保証金も返さない!」と怒鳴っておりましたので、これは訴訟不可避ですね。

 

どう考えても、大家さんの自力救済による不法行為が成立するので、慰謝料として100万円は堅いでしょうな。

 

そんな状況でしたので、知り合いの弁護士さんに依頼しました。

違法な自力救済をする業者には、徹底的に戦うべきですね。