アパート借りる時に連帯保証人を求められますが、それ以外に「緊急連絡先」も要求して来る不動産業者や保証会社もあります。
そこで今日は、この緊急連絡先に付いて書きたいと思います。
緊急連絡先と言うのは、賃借人に不測の事態が発生したり、賃借人と連絡が取れない場合などの使用されるものですから、緊急連絡先として名前を貸しても、法的には何ら義務を負わないので心配はありません。
この緊急連絡先と言うのは、連帯保証人と絶対的に異なり、「賃借人の債務を負わない」と言う事です。
例えば賃借人が・・
①家賃滞納で夜逃げした。
②アパートで火事を起こした。
③逮捕された。
④死亡した。
などがありますと、緊急連絡先に電話が来る事になります。
こう言う事例はほとんど無いでしょうね。
早い話が、管理会社や保証会社が賃借人と電話連絡が付かない場合に来るときが多いと思われます。
電話連絡が付かないと言う事は、着信拒否されているか、それとも見ず知らずの電話には出ない方も多いようです。(特に女性)
滞納してしまい、保証会社からの、度重なる強硬取り立てに困った相談者さんから相談を受けたので、代わりに保証会社に電話をして見ました。
そうすると、取立人も賃借人の行方不明で、電話にも出ないので困り果てていたようです。
相談者に代わって30分位の話をしました。
保証会社としては・・
私に対して「なんとか賃借人に連絡を取ってもらえないか?」
「出来れば緊急連絡先として登録して良いか?」と依頼されました。
しかし「登録って何w」と思わず笑いそうになってしまいました。
まあ、緊急連絡先って、法的責任は負わないから、別になっても良いのですが、なんか登録って言うと「yahooプレミア会員登録かよ」てな感じですね。
私に対して、緊急連絡先になってくれと言う事は、それだけ保証会社も追い詰められているのでしょうね。
賃借人と電話連絡が取れなくなるほど、異常な取り立て追い込みを掛けたのが一因ではと思うのです。
だから連絡が取れなくなるんですよ。
この取立人には、「緊急連絡先として登録はしないが、賃借人と連絡が取れない場合は、私に電話をして下さって結構ですよ」と言う事にしました。
これで、終わりかと思ったら・・・
取立人が、「あの~●●●●さん←(私の名前)は、賃借人へお金を貸して上げる事は出来ませんか?」と来たもんです。
あのね・・・・「私は保証人でもない」と断りました。
取立人 「そうですよね~」(苦)
その後に、取立人と分割払い交渉を行い、円満解決いたしました。
最後に・・・
緊急連絡先者には、法的責任は一切ないと言う事です。
緊急連絡先に、滞納の事実を告げたり、支払いを求めるなんて違法なのです。
個別相談窓口・情報提供
下記のアドレスで受付けておりますので、ご気軽にどうぞ。
abc0120555@yahoo.co.jp