管理会社は入居者のための便利屋さんではない。
管理業務を受けておりますと、いろいろな要望が寄せられますが、入居者の中には、管理会社を便利屋程度と考えている方もおります。
ひどい方になると、管理会社はホテルのコンシェルジュのように、入居者の生活スタイルに合わせた、サービスを提供したり宅急便の受け取りを代理してくれると思い込んでいる方もおります。
また、多くの賃貸借契約書には「大修繕は賃貸人が負担、小修繕は賃借人が負担」という旨を記載した特約があり、電球、蛍光灯、パッキンの交換などはこのうちの小修繕に含まれていると解されている。
自分で交換すべきなのである。
面倒くさいから、分からないからと管理会社を呼ぶとしたら、そこには費用が発生する。
しかも、入居者も、大家さんも対価を払わない仕事である。
一番多いのは、「騒音問題」である。
騒音が無くなるまで、家賃を払わないという人もいるようだが、家賃を払う義務と騒音問題は別ものである。
特に隣人その他が原因の騒音問題では、本来の相手は騒音を出している人。大家さんや管理会社ではない。不払いが続くと、逆に退去を求められる可能性もあるので、家賃を人質にするような考え方は止めておこう。
しかし、管理会社にも、一定の範囲での管理責任があると考えているので、騒音元に対して、「電話、訪問、張り紙」などで注意喚起はする。
あと、1階に住む女性からは、「ベランダに干してあった下着が盗まれた」なのどの相談もあるが、一般的には女性は、外から見える場所に干さない方が良い。
また、2階に住む女性からは、「ベランダから変な音がするので、覗いてみたら、
男が手すり伝いによじ登っていた。」「目があったら急いで逃げて行った。」などの苦情もある。
その他では、風鈴の音がうるさい。
隣人が夫婦けんかをしていて、物が割れる音がした。
ゴキブリがでた。
ネズミがでた。
鳥が巣をつくった。
蜘蛛がいる。
やはり、多くの世帯が、せまい場所に住んでいると、いろいろな問題がおきますね。
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