アパートを退去する時には、「退去立会い」がありますが、書面の内容を確認しないで、業者のいいなりで、めくら判を押してしまい、後日になって高額な修繕費を請求されてから、当相談室に来られる方が後を絶ちません。
今回の事案では、修繕費として300,240円を請求されているのですが、この入居者の方は、金額も確認せずに署名・捺印してしまい、後日に請求されて困っている方です。
当然ですが、この入居者だった方は、消費者センターに駆け込んで助けを求めたのですが、消費者センターからの回答は、「内容証明で苦情を言った方が良い」との事でしたので、内容証明を差し出したそうです。
しかし、こんどは「保証会社から代位弁済をしたから金を払え!」と矢のような督促が来たので困り果てているようです。
管理会社にしてみれば、「サインも印鑑も受け取っているから、何が悪いのか?」「入居者も承諾している。」とのことです。
こう言われると、「サインした方も悪い」となってしまいます。
さらに、管理会社は、「うちは保証会社から、すでに、代位弁済金を受けとっているので関係ない」から、保証会社と話し合ってくれとの一点張りです。
そこで、このような場合はには、いったいどうしたら良いのでしょうか?
当相談所にして見ますと、消費者センターは、この手の問題には、詳しいとは言えないと考えております。なぜなら、内容証明を差し出すときにも、保証会社への対策をしていなかったのは悔やまれます。
しかし・・・こんな状況でも、まだ、戦える手段は残っているので、諦めてはいけません。