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保証会社を退職しました。

保証会社の元従業員の方からメールを頂きましたので紹介します。

  

管理者様
HP を拝見させて頂きまして投稿させていただいております。
私も昨年末まで保証会社で11年ほど勤務しており、最終的に管理職まで上り詰めました。このHPを拝見しますと過去を思い出して一部ですが、理解できる箇所もありました。
 
私の努めていました保証会社は、東京都内にある ●●●●株式会社と言う会社になります。勤務時間はながく、残業時間は、一般社員で45時間近く、管理職で60時間~70時間に達してしまいました。
 
朝は 8時から21時までとなりこのような勤務状態が続き、家族との時間も失われてきました。クリスマスも子供が生まれて今日までまともに過ごしたことはありませんでした。このような生活が長く続き体調を崩す前に退職しました。
 
 
保証会社時代の内情をお話しすると、年々と保証会社同士でお客の奪い合いで、質の良い債権は他社へ流れ、質の悪いお客だけで売り上げておりました。そうなると自社の立替(求償金)回収は年々と悪化し、営業も減退しておりました。
 
社内も回収が出来る人間がいればよいのですが、自分も含めて中途採用者の集まりでした。
30歳以上になり、過去の経歴を自負しているのか自分から動こうとしない、なおかつ他人が動いてもらうものと勘違いされており、質の悪い債権は見て見ぬふりをして状況は悪化を辿っていました。
 
督促と言っても「相談」になり、話も先に進まずに回収へ直結せずに止まってしまうことも多々ありました。本当にその者の職務経歴書の「実績は正しいのか? 嘘じゃないのか?」と考えました。
 
いわゆる使えない社員の集まりで、私のように真面目に対処している人間が馬鹿を見てしまい、過労が祟り、退職しました。
 
役員は元消費者金融の社員になり、とにかく昭和の物差しで物事を見て、現代の働き方改革など無縁な会社でした。
 
「とにかく回収だ!」という事で社員の昼休憩もロクに取得できません。土日も顧客対応や上司からのメールで気が休まりません。
 
その役員は、債権管理と営業部門を兼務しており、特に営業にも出ずに肩書きだけで仕切っているだけでした。
主な業務と言うとパートさんでもできる銀行からの入金処理に一日、忙殺してました。
 
こんなんで役員報酬をもらっているなど経費の無駄な仕事で薄っぺらい仕事しかしておりません。
 
そうなると中間管理職であった私たちが疲弊するのは言うまでもありません。
 
上司は、目標達成の為に無理難題を突き付けてきて、出来なければ叱責して解決策は述べない。目先の数字しか見なく、先の展望や打開策を考えない役員の集まりでもありました。
 
会社全体がキレイな事を述べても中身の役員や社員がダメダメな人間の集まりなので、どう考えても動くものが動かなきゃ成長は止まります。あとは持久戦でいつまで会社がもつのかと不安も覚えます。
 
保証会社に勤務して11年でしたが、入社当初はやりがいを感じておりましたが、業務拡大で社員が増えると、使えない社員が目立ってきており、頭数だけを揃えるという事で成長したのかと思うとバカバカしくなりました。
 
もう保証会社へ勤務していたことは後悔はしていませんが、金輪際として携わることはないでしょう。「まじめにやって馬鹿をみる」というのを勉強しました。
 
私はもう退職し、次なる道を探してる最中ですが、家族と失った時間が多いので少しずつ取り戻して転職先をのんびりと探すことが今は生き甲斐です。
 
※当ブログからのコメント
この方の苦労も理解できるところですが、厳しい言い方をすれば、保証会社にやりがいを求めても難しいと思いますね。なにせ経営者は従業員を「使い捨ての駒」としか考えておらず、駒が壊れたら新しく買い替えれば良いだけなのです。
 
また、入社してくる新人たちも、他の異業種では勤まらない流れ者が多いと思います。もともと「やる気さえあれば誰でもOK」という採用基準なので、なんのスキルも持たない人が流れてくるのです。
 
売上を上げなければ、会社は存続できませんので、当然に属性の低いブラックな賃借人からの保証委託を受けることになります。そうすると、自然に滞納率は上昇するので、代位弁済(立替)が増加してしまい経営は悪化します。悪化した状態から抜け出すためには、新規契約者の保証料を獲得するために、さらに低品質な客を増やすことになります。
 
その結果として、過酷な債権回収をおこない事件化することになりますが、もうマイナスのスパイラルなのです。この方が、「あとは持久戦でいつまで会社がもつのかと不安も覚えます。」と述べておりますが、まさに、もう時間との戦いなのです。
 
いよいよ倒産が近くなった時には、社長たちだけは財産を持ち逃げして一定の財産を残すでしょうが、従業員は悲惨な状況に陥るでしょう。
 
過去にも、全保連という保証会社の方から連絡をもらいましたが、社内には、ほんの少しの金融資産しかなく、経営の生き詰まりを感じたので、退職したそうです。まあ、別の言い方をすれば「自転車操業」という事であり、ペダルをこぐのを止めたら倒産するという事です。
 
つまりは、保証会社は金融業なのですから、十分な資金の裏付けがない事業者が容易に参加してはいけないマーケットなのです。
 
この業界に参加している事業者は、まず一番最初に、入居者から保証料を受け取れるのであり、代位弁済は後払いなので、とりあえず手っ取り早く儲けることができる訳です。
 
また、従業員の方にお伝えしたいのですが、そんな違法な債権回収をして給料をもらっても、自分の仕事を「妻や子供」に説明できますか?
 
奥さんも、喰うためなら「他人を脅迫したりしても構わない」と考えるでしょうか?
 
なので、他人を脅迫したりしている立場でありながら「家族と失った時間が多い」「クリスマスも子供が生まれて今日までまともに過ごしたことはありません」というのは虫の良い考えです。
 
ちょっと厳しい言い方になりましたが、滞納者であろうとも、「家族との生活があり、クリスマス」もあるのです。なのにそれを踏みにじむ権利はありません。
 
いつだったか、札幌のほっと保証会社から、掲示板に従業員の携帯電話番号か掲示されていたらしく、「深夜でも嫌がらせの電話が来るので、従業員がノイローゼで困っている」との話を聞きましたが、私にしてみれば、同様な嫌がらせを会社をあげて実行しているのですから、当然の報いなのです。
 
最後になりますが、この方はもう保証業界とは、今後は関わらないとのことですが、それは正解でしょう。
 
同じ働くのであるならば、生産性があり、社会から感謝される業種につくことにより、奥さんや子供の素晴らしい笑顔があり、明るい家庭が築けると思います。
 

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