賃貸トラブル相談室報道局【借主専用】

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困った相談者さん

お盆休みも終わり、仕事が始まった方も多いと思いますが、当相談室には、いろんな相談が寄せられておりました。

 

なかには困った相談者さんもおりましたが、こうした中途半端な相談は困るのです。

 

相談内容

東京都に住む、30歳の女性

現在は、新型コロナの影響で仕事が減少しており、ほぼ休職中。

家賃滞納4カ月で30万円あり。

保証会社からのキツイ取り立てあり。

滞納に対する遅延損害金 年14.6%が加算中。

現在の所持金 2万円程度。

 

このような状況で、相談を受けたのですが、こういう場合は、社会福祉協議会での特別貸付(20万円)を借りるようにアドバイスしました。また、総合支援金として、単身者は15万円まで毎月融資してくれる。他にも住宅確保給付金として、家賃を行政が支払ってくれます。(返済義務なし)

 

こうして給付や貸付制度を利用して、生活再建をするようにアドバイスをしたのです。もちろん私の方でも、相談者さんの住所を管轄する、社会福祉協議会に電話をして「〇〇さんが行きますので宜しくお願いします。」「役所の方もお待ちしております。」とのことでアポイントを取っておりました。

 

幸いにも、お盆期間中という事で、保証会社もお休みであり、取り立て行われておらず、この期間を利用して申込みを行えば、本日にでも20万円の融資が実行される予定でした。

 

しかし・・・お盆期間中も、相談者さんからの連絡は一切ありませんでしたので、こちらから問い合わせてみると、「まだ社会福祉協議会には行っていない」とのことです。そして、今日から保証会社の取立が始まったそうで、「つらい・・」と話しておりました。

 

そこで、「なぜ社会福祉協議会に行かなかった?」と尋ねると、

返って来たのは「これ以上の借金は増やしたくない」とのことです。

 

私には、なぜ融資で滞納家賃を返済するのに、借金が増えるのか理解できません。

 

単純比較ですが・・・

保証会社の場合

・遅延損害金 年利14.6%加算

・鬼のような過酷回収

 

社会福祉協議会の場合

・借入日より12か月間の据え置き期間あり、来年の9月から10年分割返済開始。

・利息・・・無利息

・返済日において、年収100万以下のように住民税非課税世帯ならば、返済免除。

・住宅確保給付金・・行政が家賃を代わりに支払ってくれる。(最大9カ月)しかも一切の返済不要。

 

新型コロナの影響で、行政もこうした、誰でも利用できる、支援策を講じておりますが、どうやら、この相談者さんは、利用する気はないようです。

 

おかげで社会福祉協議会の担当者からは、私の方に、「予約していた〇〇さんは、来られませんでしたがどうしました?」と電話がありました。

 

しょうがなので、私の方から予約を取り消しました。社会福祉協議会も、新型コロナの影響により、申込者が殺到して多忙なのに、すみませんでした。

 

「早く現金を…」特例貸し付けに申請殺到、入金遅れ発生

新型コロナウイルスの影響で減収や失業した人に向けた特例貸し付けの申請が急増している。生活費のやり繰りに困った人たちにとって、無利子で借りやすいためだ。18日までに約7万2千件の申請があり、申請金額は約127億円(いずれも速報値)。申請窓口が混雑しており、厚生労働省は窓口を拡充する。

 

 

こうして、この方からの相談は、お断りしましたが、いったいどうなるのでしょうね。相談者さんの中でも、こうして、まったく進まない方がおります。自業自得とも言えますが、その一方では「小さな親切大きなお世話」という事もあります。

 

「小さな親切大きなお世話」

自分では親切だと思ってやっていたことが、実は相手にとっては却って余計で迷惑以外の何物でもなかったという状況を表す言葉。自分の思い込みだけで気配り心遣いが無いような親切心では、一方的に自身の行為を相手に押しつけるような形になってしまい、結果として人間関係を傷つけ、最悪修復できないほど悪化させてしまうこと。

相談業務は、とても難しいですね。

 

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