なりすまし訴訟とは、保証会社の弁護士でありながら、大家から依頼されたと偽って、明渡訴訟を請け負う弁護士のことである。
さて、なりすまし訴訟の弁護士が、ここまで必至な理由ですが、司法改革により、司法試験の難易度が緩和されて、弁護士が増えすぎてしまったことです。
弁護士業界は、非常に狭い業界であり、パイの数は限られております。なので独立開業で、バリバリ稼いでなんて夢の夢。
大学の先輩を頼って、どこかの法律事務所に居候弁護士として就職できれば上々なのです。なので、居候弁護士になれなかった弁護士は、軒先弁護士として働くのです。
のきさきとは、固定給は貰えないが、名刺と固定電話だけは自由に利用さえてもらう弁護士のことです。名刺だけもらっても仕事がなければ生活できないので、先輩から離婚調停や、交通事故の仕事をもらっておりますが、それでも年収200万以下なんてザラなのです。女性弁護士の環境はさらに厳しくて、夜はファミレスでアルバイトなんて例もあります。
あとは、企業内弁護士として、正社員として就職して、年収400万~600万円ですが、安定を求めるのに良いでしょう。
餃子の王将でも、弁護士を募集しておりますが、年収330万~400万円です。こうなると、弁護士余りにより完全に足元を見られていますね。
なので、保証会社が依頼している、なりすまし弁護士らの案件は、明渡訴訟を提起して、勝訴すれば成功報酬で50万円程度は貰えるので、必死なわけです。年収400万なのですから、大きいですよね。
16年に法務省が調査発表した15年の弁護士の平均年収
1年目が568万円、
5年目は1412万円、
10年目は2251万円、
15年目は3085万円
だそうですが、このデーターは上位法律事務所のデーターだと思われます。国の発表は、「いつも上場企業の平均では・・」とか言いますよね。あくまで中小企業は含まないデーターです。
別のデーターでは、下記のとおりです。
弁護士の平均所得
男性 668万円
女性 424万円
私がお世話になっている弁護士さんたちの平均も、650万程度でした。
弁護士も大変ですね。
その一方で、過払金訴訟の弁護士らは、年収1億円なんてザラかも知れません。一部では年収20億円なんて噂もありますが、この手の弁護士は事象集団であり、伸びしろは無いと思われます。
最近では、B型肝炎訴訟とか、お金の匂いがする事件に群がっております(笑)
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